giantneco’s blog

技術メモ

builderscon に参加してきた 1

builderscon に参加してきた。

オープニングセッションによると YAPC::ASIA の精神的後継であるとのこと。 セッションに統一したジャンルはないということだったが、 もともと Web 系のカンファレンスが前身だったらしくセッションもその傾向が強いようだ。

自分は若干門外漢な感じだが、カンファレンスのテーマ自体「知らなかった、を聞く」なのでまあいいんじゃないかと思う。実際、行ってきたセッションではとりあえずはずれはなかった感じである。

以下行ってきたセッションの感想。

DeepLearningによるアイドル顔識別を支える技術

speakerdeck.com

@sugyan さんによる発表。 テーマとしては、Deep Learning 自体より、 それを実施するまでに使用した技術を紹介するようなセッションだった。

アイドル顔画像のクローリングから始まり、画像の回転のための OpenCV のために Docker で環境構築したり、ラベル付けを簡単にするためにWebアプリを作ったりと、ほぼ0から顔認識の実施までにどういうことをしたかが分かる良い発表だった。継続大事。

マイクロチームでの高速な新規開発を支える開発・分析基盤

speakerdeck.com

@timakin さんの発表。

少人数・短期間でアプリのリリースをするためにどういうことをしたか、という内容で、 自分にとってはかなり知らない世界の話だった。 何をどう組み合わせればやりたいことが実現できそうか、というノウハウもすごいが、 それを手早く実現するために Infrastructure As Code を組織で実践できているのもすごい。

自分が同じようなことをやるとしたら環境構築の部分ですぐつまずくと思う。

あと CircleCI は相当すごいらしい。

複雑なJavaScriptアプリケーションに立ち向かうためのアーキテクチャ

speakerdeck.com

@Shinpeim さんの発表。

ちょうど DDD を勉強していたので、 割と近い内容の話を実例を見ながら聞けたのはタイミングとしてもよかった。

State の部分についてはイメージがちょっとつかめなかった。単にモデルとして持っておくのとどうちがうのか。 コードは公開されてたと思うので後で目を通しておきたい。

あと Helper としていたのは DDD だと Service に当たるものなんだろうか。

Building high performance push notification server in Go

speakerdeck.com

@cubicdaiya さんによる発表。

Notification の push 先が遠い場所にあるため高レイテンシになり、Go の非同期な並行処理で性能が出せたという話。 コード上ですごい特別なことをしているわけではないようだったので、やっぱり Go すごいなという結論になるか。

その他

ランチセッションは部屋が人でいっぱいだったので行かなかった。弁当も受け取り損ねた。仕方ないね。