4/5 に行われた外国人との英語での働き方講座を聞いてきた。
内容としては英語よりも、実際に外国人と働く際の心構えの話が多かった。 異文化の人と働くには考えておくこと、知っておきたいことは色々多そう。 また普段から実践できそうなことも多いので、役に立つ話は聞けたと思う。
電子書籍を待っていたが、今回の話は良かったのでさっさと物理本を買ってしまった。後でちゃんと読む。
以下講座の詳細。
グローバル環境で働くための心構え by ロバートアレックス哲也
ロバートさんはコンサル、トレーニングコーチをやっている方で、 普段エンジニアへ助言をしている立場からの発表だっった。行っているアドバイスに近いものにしている。
コミュニケーションに必要なものは次の 3 つの要素がある:
- 言語力
- テクニック
- マインドセット
このうち、日本人の英語力はそれほど悪くないらしい。 が上記のように英語力はコミュニケーションの全てではない。
なので、英語に集中しすぎてないかどうかは気をつけるとよい。 本当の目的を見失わないようにしよう。
このうちさらにマインドセットは 5 要素あって:
- 知的好奇心
- 社交性: スモールトークできるか、など
- 自信と印象
- 異文化理解
- リーダーシップ: 率先して会話に参加できているか、など
このうちで異文化理解では「日本人はどのように見られているか?」というのを意識するとよい。
紹介された"When Cultures Collide"では、日本人のやりがちなことが挙げられているので参考にするとよい。 「どうみられているか」を理解するのもスターティングポイントとなる。
書籍中の例では例えば次のようなものがある:
- they are shorton words
- they deafen you with silence
- they never look you right in the eye
- they lack individualism
以上のことに気をつけて英語でのコミュニケーションを学ぶわけだが、 大事なのは勉強よりも練習!知識よりも自信!だとのこと。
また、青山にある英語コミュニケーションスクール SparkDojo の紹介もあった。
英語で伝える力を自分の武器として身につけるプログラムをやっているとのこと。
失敗談と役立つフレーズ
ちょまどさん(@chomado)による失敗談の話とロッシェルさん(@JICRochelle)による解説。
失敗談はちょまどさんの実体験による部分が大きく、いかにも日本人がやってしまいそうな感じになっている。
紹介された失敗談は以下のようなもの。
日本人だけでかたまる
英語ネイティブとの打ち合わせ中に、 わからない英単語が出るなどして日本人同士で議論を始めてしまった。
一度日本語で議論を始めてしまうと、会議がだんだん日本語メインになっていくのはありがちである。 しかしこの状況では英語しか話さない人は疎外されていってしまい、不信感が生まれてしまう
対策としては:
- 完全に日本語は禁止したほうがいい
- どうしても日本語を使う必要がある場合は
- 許可を取って礼儀正しくする
- 3 分程度に納める
- 日本語ででた結論をまとめて話す
英語が苦手、は恥ずかしいことではないのでわからない単語があってもちゃんとその場で質問するようにしたい。
会議で発言しない
日本人同士の会話だと全員が空気を読んで会話を止めてから誰かが話し始める。 これに対して海外の会議では全員が間をおかずに話し続けるので発言するきっかけをつかむの難しい。
しかしアメリカなどで行われるような会議では各参加者は意見を言うことが期待されている。 なので意見を言わなかったら何しに来たと言う感じになってしまう。 実際にマイクロソフトでは、会議で何も言わない人は次回から呼ばれなくなるらしい(非難しているのでなく、効率のためだとのこと)。
対策としては:
- 会議の場では積極的になる必要があると
- 発言するチャンスを掴むには、とりあえず一言を加えて注目を集める
- 「発言してもいいですか?」
- 「コメントしたいです?」
英語での例は書籍の方で他にもたくさん紹介している。読もう.
起承転結で話す
起承転結の順番では伝わらない。 結論を最後に持ってくるつもりで、伝えたいことの流れの最初から話を始めるのは
これは結論から話すことが重要で、 英語に限らず日本人の会話でも必要な場合がある。 なんらかの報告をする際には特に当てはまると思う。 自分が新人だった頃によく言われてた。流石に今は改善した(はず)。
Q&A
質疑応答ででたもの。
- やりやすい質問にはどのようなものがあるか?
- 日本に来てびっくりしたことはどんなことがあったか?
- どうやって壁を超えたか?
- (ちょまど) とにかく実践
- おすすめの勉強法は?
- (ちょまど) ゲームも英語設定にして英語を矯正する
- (ロッシェル) わからなかった単語はメモして単語帳をつくる
- (アレックス) どういう風に習慣化するかが大事。日常のライフスタイルに英語を組み入れらるかを考えるといい
感想
講座のタイトルとしては外国人との英語での働きかただったが、 英語のテクニック的な話よりもマインドセットの話が主だった。
なので、外国人と働いていなくても一部は普段から実践できるし、したほうがいいものが結構あるんじゃないかと思う。 「結論を先に言う」というのは言われたことがある人も多いんじゃないかと。
後は将来的には日本人は中国人とorの下で働くことになる可能性が多々あるので、その時はまた違ったマインドセットが必要になるのかなと思ったり。