- 作者: 瀬良和弘,水島宏太,河内崇,麻植泰輔,青山直紀
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2018/10/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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先月でた Scala 実践入門をようやく読んだ。
何か一つの言語(おそらく Java)を経験済みで Scala をこれから始めたいという人に勧めたい。
逆に Scala を超えて、関数型プログラミングやアクターモデルなどは入門の範囲外ということであまり触れられておらず、 それらを学びたい人には向いていない。 そういう人は巻末の参考資料にある書籍から当たっていったほうがいいかも.
特に良かった点として、まず本のサイズをあげたい。 持ち運びが楽だし他の Scala 本の置き場所とおおよそ競合しない。 電子書籍にするにしても大きめの本だとコードとか見づらくなりがちなのでコンパクトなサイズは単純に嬉しい。 またこの分量で Scala でプログラミングを始めるのに必要な情報が揃うのは素晴らしいと思う。ビルドとテストのことも書いてあるし。 ただ短い分、若干説明が足りない部分もあったりするのがちょっと気になったか。
あと並行プログラミングに関する部分が薄かったのがちょっと残念。 最近流行りの言語では重要な機能なので、Scala が並行処理得意ですよというのがもっと書いてあっても良かったと思う。 そういうのは Akka でやっているので、おとなしくそちらを読んどけということなのかもしれない。