深セン・香港・マカオ観光してきたメモ 1
2018年の9月23日から28日まで深セン・香港・マカオを観光してきた。
この記事では深センを扱う。
準備編
まず深セン観光前にした準備について。
- インストールしておいたアプリ
- SIM カード
- チケットの入手
- 航空券はいつも使っている Expedia から購入し、航空会社は香港エクスプレスを選択。香港で LCC となるとこれ一択になる
- 直前になって名前と姓が逆になっているのに気付いた。これは香港エクスプレスに電話してなんとか変更してもらえた。あとで調べると香港エクスプレスではこのトラブルが結構多いらしいので、それもあって対応が早かったのかもしれない。
- WeChatPay の準備
旅行本番
1 日目、香港到着から深センで1泊目まで
香港到着から越境
バスから見た景色。中国らしくがかなり雄大な景色
早朝に香港に到着したので、香港国際空港から深センには始発が早いバス + 電車を使うことにした。空港バス乗り場から 43 番のバスに乗り、 MTR 上水駅まで移動、後はMTRで羅湖駅まで移動、後は徒歩で国境超えをした。
羅湖駅を降りると深セン方面には看板が出ている。他の人も大体は深センに向かっているので人の流れに乗っていればおそらく深センに行けると思う
入館では指紋の登録など一部混んでいるところもあったが、それほど待たされずに越境できた。日本のパスポートだとICチップ入りなので若干スムーズにできる
深セン入り
羅湖では「深セン通」という、深センの交通機関で使えるプリペイドカードを購入。滞在期間中の足に使った。 ただし、電車の入場でもQRコード支払いができるようだったので、WeChatPayにたっぷり入金していればそれほど必要なかったかもしれない
深セン通。なぜかドラえもんのイラストのものが売られていた。購入は自動販売機からできるので楽だが、リファンドは難しいらしい
羅湖から地下鉄にのり華強路に移動して、その後は徒歩で華強北の電子街に移動した。 昼はマクドナルドで初 QR コード支払いを試した。メニューの選択は店内に設置された端末で行い、 QR コードで支払い、受取だけ人力だった。
地下街でみかけたもの。中国も日本文化の影響を受けているんだよなあ
華強北電子街
電子街到着後は体力の限りぶらついた。
「矿机」はマイニング用のマシンと思われる。結構あちこちで扱っていた
デモしている機械があったので3Dプリンタかと思ったら自動のネジ打ち機だった。
PM2.5 の検知器。中国らしいといえばらしい。ところで滞在中はそれほど空気が悪いと感じることはなかった。
LED たくさん
大量のネジだけを扱っている店もあった
ここではプリント基板を作ってくれるらしい。
怪しいものもあったり
無人コンビニ
しばらく電子街をぶらついていたが、訪問したのが土日だったせいか、開いていない店も結構あった。 人で混み合うということはなかったが、日本からわざわざ電子街を見に来た団体もいたし、値引き交渉していた欧米人の姿も見かけたので色々な人が訪れていたのだと思う。
結局この日買ったものは次のようなものだけ
- Boogie Board っぽいやつ。 80 元だから 1,300 円くらい
- GoPro っぽいやつ。 店の人は GoPro だとはっきり言っていたがまあそうじゃないと思う。180 元だから 3,000 円くらい
どちらかというと観光客向けのお土産品という感じだが、値段を考えるとまあいいかな。
DJI 旗艦店
ホテルにチェックインしてから今度は DJI 旗艦店に行った。
DJI 旗艦店は割と新しくできたと感じのするショッピングモールの近くにある
かなりモダンな建築
写真には取れていないが、このコーナーではドローンのデモをしていた
直前にあった台風の被害が痛々しい
tello を買おうかちょっと悩んだが、国際クレジットカードが使えないようだったのと、現金支払いだとレートの関係もあり日本で買うのとさほど変わらないようだったのでスルーした。
小米旗艦店
そのあとで小米旗艦店を観に行った
小米というとスマホ屋だという印象があったが、展示されていたのはスマホの他にも生活家電とか知育玩具とか結構幅広い商品を扱っていた。
小米旗艦店もショッピングモールの一角にあったが、周辺は広さを利用したでかい展示品があるので見ていて楽しい。
夕食
夕食は白石州というところまで行って食べてきた。このあたりは一昔前の中国という趣が残っていて、かなり安く食事を済ませられるらしい。
夕食を食べた店。
羊串。辛くしないでと頼んだが割と辛い味付けだった。
焼きなす。正直今回の旅行で一番気に入った料理。再現したい。
これらにビール1缶を合わせて 52 元、でだいたい 800 円くらい。実際安いしうまい。
2 日目、深セン観光と深セン 2 泊目
2 日目は電子街行くと現金がそこをつきそうだったので別の場所を中心に見て回ることにした。
CEES
スタートアップなどの企業の展示があるとのことだったが、フロアは空きのほうが多かった。
深圳书城
深圳にあるでかい本屋。
この建物の大部分が本屋になっている
技術書は AI 関連が多いのは予想していたが、C の本が結構あった。組み込み向け?
「软件」はソフトウェアの意味。ハードウェアは「硬件」
みんな大好きオライリーも中国語になっている
ディープラーニングのコーナー。定番の本が見える。
技術書のコーナーは期待していたよりうは小さかった。池袋のジュンク堂の技術書コーナーより少し小さいくらいか。 逆に広く場所を取っていたのは教育用の書籍のコーナーだった。1フロアがまるまるそのこーなーになっていた。なぜかインド式計算の本がいくつかあった。ブームなのかもしれない。
深圳市软件产业基地
深セン市ソフトウェア産業基地というところにも来てみた。 名前の通りソフトウェアの会社が多く集まっているらしい。 来ては見たもののほとんど人がいない。 このあたりで土日に来たのはあまりよくないんじゃないかと気がついた。
共産党と一緒に企業しようのスローガン。マスコットキャラクターもいるはずだが見つけられなかった。
多分平日はもっと人が多いはず
OCT-LOFT
色々壁画アートなどがあるエリアがあるので見てきた。古い建物をリノベーションしているので、独特の雰囲気がある。
エリアの入り口あたり。スターバックスも後ろに見えている
写真には撮っていないがカップルがたくさんいる
感想・反省点
感想としては、
- QR コードでの支払いは慣れてみるとかなり楽
- その一方でネットワークに繋がらない状況だと支払いに失敗する
- 電波状況には気をつけたい、現金も持っておいた方が良さそう
- 電子街はとても広く見ているだけでも楽しい
- おもしろガジェットを探すという点ではうまくいかなかった
- 何か探したいものが決まっているとつらそう
- 深センについてはかなり進んだ街という印象
- 一方、大陸的あおおらかさによる雑さもかなり感じた
- 深セン行きまでの準備大事
- 前もっていろいろ調べたのもあって、割とスムーズに行くことができた
- 逆にいうと調べてから行かないと詰みになりそうな場面もあった
- 両替屋とかほとんど見かけなかったし
- 物価、宿泊費、交通費はかなり安い
- 香港に比べて非常にコストパフォーマンスがよい
- 香港から日帰りでも行けそうだが、滞在費を考えると深セン泊してじっくり観光するのがいいと思う
- 台風すごい
- 直前に台風が来ていたので街並みを見るのにはタイミングが悪かった
- 街路樹が倒れたままになっているのをよく見かけたが、本来はもっときれいな街だと思う
- 逆に空気の汚さは滞在中感じなかった。これは台風のおかげなのかどうか?
- 食事は良かった
- 安くてうまいと言える
- 現地の人はみんな鍋を食べていた
- 個人旅行だったので試してみなかったが、複数人で行ってみんなで鍋を食べると楽しそう
反省点としては
- 持ち込む現金が少なかった
- 平日に行ったほうがよさそう
- 営業していない店もあった
- 深圳市软件产业基地は特にこれに当てはまると思う
参考にした本
- 深センの歩き方2018
- 深センでの行き先についてはかなりこの本が役にたった。行くなら買おう。
- 地球の歩き方 香港編
- 深センの情報も少しだけ記載されていたが、それほど役には立たなかった