giantneco’s blog

技術メモ

LINE Developer Day 2017 に参加してきたメモ

ちょっと前の 9/28 に行われた LINE Developer Day に参加してきた。 半分くらいは会社見学のつもり。

セッションの内容としては「Developer」とあるように、 LINEが作成した OSS やプラットフォームについての紹介をするセッションが多かった。 大体のセッションはフロントエンドエンジニア向けという感じで、ちょっと前提知識に欠ける自分には厳しかった。 LINE でどういう体制でどういう働き方をしているか、というのに興味があったがそこら辺の紹介は少な目。

見てきたセッションは以下:

  • Opening Session
  • The Technologies in Clova
  • Central Dogma:LINE の Gitをベースにした高可用性サービス構成レポジトリ
  • Paying back technical debt - LINE Androidクライアントの事例から -
  • なぜLINEではウェブトラッキングシステムがフロントエンド開発チームによって構築されたのか
  • HBase at LINE 2017
  • LINE Login - new features and mechanism
  • Verda Cloud Family
  • セキュリティのためのデータ分析 / ログ分析プラットフォーム Monolith と LINE Spam対策の現状

個人的に面白かったのは Paying back technical debt のセッション。 LINE の Android チームは技術負債の返済のため次のようなことをしていた。

  • コードの改善
    • Kotlin の採用
    • ReactiveX, Data Binder の採用
    • コーディングスタンダードの設定
    • ベストプラクティスに従った実装をすることによる制
  • CIの改善
    • コード変更の支援
      • PR 作成の手伝いをする Bot の作成
        • 対応する PR を確認しやすいようにリンクを生成したり
        • レビュアーの提案を行ったり
    • ブランチマージャーでの定期的なマージ
    • ルールの強制
      • issue を管理する Bot の作成
        • PR に BTS 番号を記述するように強制
      • ライブラリのバージョンを監視
        • 新しいバージョンが出た場合にすぐに対応できるようにする
  • チームの改善
    • 技術負債の支払いを属人化させないためにチーム文化も変えた
    • チーム文化の改善
    • 知識共有

CI と Bot は結構相性良さそうだ。 あとインストール手順とか、バグの再現手順とかをコピペして実行できるようにするのはまねしたい。

余談だが LINE のノベルティはかなり豪華だった。定番のシールに加えてマグカップと四葉のクローバー栽培キットがついてくる。